『独学大全』「無知くんと親父さんの対話3」からの学び

子育て

 目標への最初の一段を低くすれば上がりやすい。動作を小さくすれば続けやすい。

 四国八十八か所のお寺参りをしていると、本殿をはるかかなたに見上げるところが沢山ある。

階段を勇んで【駆け上がる】とケガをする

 

 四国八十八か所のお寺参りをしていると、お寺によって石段の高さが違う。

 幼児でも上がれる階段があれば、一段上がるのも「よいしょ!」と言いたくなるところもある。

 階段が低いからと一段二段を飛ばして上がると、結局息があがり続かない。

 自分のペースを守って、息があがる前に休みながら歩みを進めないと、本殿まで上がれなくなる。

大目標までのルートを小分けして、すぐに実現できる小目標をたくさん設けて、次々に達成していけば、成功体験が続いてやる気も高まる。

親父さんの一言
JIIJII

自分のペースを理解して、できる一歩を進む

技法4 1/100プランニング

 実現したい目標までを数値化する。

 問題の数や本のページ数、距離、量、大きさ、高さなど。

 目標までの数を100分割し、その一つをまず完結、成功する体験をする。

 100分割で大きければ1,000分割、10,000分割すればいい。

 成功すれば、うれしくて【やる気】が出る。

 【やる気】で出れば、次の一歩が踏み出せる。

 これを繰り返して、【継続】が生まれる。

階段は【低く】踏み出せ

 一番札所の霊山寺は、平地に建てられたお寺。

 階段を上がる苦労もなくお参りできる。

 「発願の寺」として、長い遍路旅の最初で「心を整えて」一歩を踏み出す。

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目標へ向けて心を整え、低い一段を踏み出す。

【やる気】は結果で生まれるもの

「やる気を出せ!』と言って、やる気から入って勉強させようとするから失敗する 

親父さんの一言

 【やる気】があるからできるんじゃない。

 【やる気】は成功から生まれ、【やる気】から継続が生まれる。

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 まずは、成功のために行動する。

【やる気】はいつまでも続かない

 【やる気】は持続しない。

 意欲はどこかで失せる。

 【やる気】になって、目いっぱい行動するのは損。

 インターバルを取りながら、最大の70%あるいは80%で進む。

 インターバルは、「キリのいいところ」で止めると完結してしまい、次の一歩には最初の一歩と同じ力、決断力が必要になる。

 人は、中途半端に中断すると、気になって、気持ち悪い。

 気になる作業の続きをやるときの一歩はとっつきやすい。

技法5 2ミニッツ・スターター

 一回の作業時間を短く。作業を中途半端で中断し次につなげる。

 一回の作業時間を2分にし、2分になったら必ず中断する。

 そこで、次にどうするかを2秒で決断し実行する。

  • 次も同じ作業を2分間続けるか
  • 次は別の作業を2分間するか
  • 次は作業をやめるか

作業開始の動機付けは【短く、繰り返す】

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