目標への最初の一段を低くすれば上がりやすい。動作を小さくすれば続けやすい。
四国八十八か所のお寺参りをしていると、本殿をはるかかなたに見上げるところが沢山ある。
階段を勇んで【駆け上がる】とケガをする
四国八十八か所のお寺参りをしていると、お寺によって石段の高さが違う。
幼児でも上がれる階段があれば、一段上がるのも「よいしょ!」と言いたくなるところもある。
階段が低いからと一段二段を飛ばして上がると、結局息があがり続かない。
自分のペースを守って、息があがる前に休みながら歩みを進めないと、本殿まで上がれなくなる。
大目標までのルートを小分けして、すぐに実現できる小目標をたくさん設けて、次々に達成していけば、成功体験が続いてやる気も高まる。
親父さんの一言
自分のペースを理解して、できる一歩を進む
技法4 1/100プランニング
実現したい目標までを数値化する。
問題の数や本のページ数、距離、量、大きさ、高さなど。
目標までの数を100分割し、その一つをまず完結、成功する体験をする。
100分割で大きければ1,000分割、10,000分割すればいい。
成功すれば、うれしくて【やる気】が出る。
【やる気】で出れば、次の一歩が踏み出せる。
これを繰り返して、【継続】が生まれる。
階段は【低く】踏み出せ
一番札所の霊山寺は、平地に建てられたお寺。
階段を上がる苦労もなくお参りできる。
「発願の寺」として、長い遍路旅の最初で「心を整えて」一歩を踏み出す。
目標へ向けて心を整え、低い一段を踏み出す。
【やる気】は結果で生まれるもの
「やる気を出せ!』と言って、やる気から入って勉強させようとするから失敗する
親父さんの一言
【やる気】があるからできるんじゃない。
【やる気】は成功から生まれ、【やる気】から継続が生まれる。
まずは、成功のために行動する。
【やる気】はいつまでも続かない
【やる気】は持続しない。
意欲はどこかで失せる。
【やる気】になって、目いっぱい行動するのは損。
インターバルを取りながら、最大の70%あるいは80%で進む。
インターバルは、「キリのいいところ」で止めると完結してしまい、次の一歩には最初の一歩と同じ力、決断力が必要になる。
人は、中途半端に中断すると、気になって、気持ち悪い。
気になる作業の続きをやるときの一歩はとっつきやすい。
技法5 2ミニッツ・スターター
一回の作業時間を短く。作業を中途半端で中断し次につなげる。
一回の作業時間を2分にし、2分になったら必ず中断する。
そこで、次にどうするかを2秒で決断し実行する。
- 次も同じ作業を2分間続けるか
- 次は別の作業を2分間するか
- 次は作業をやめるか
作業開始の動機付けは【短く、繰り返す】
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