勉強・学習・学びには、最初の一歩と集中。

子育て

 人は、何かを学ぼうとしても、「思うように覚えられない。続かない。」と挫折し、学びを成就することができないことが常である。

学びは、挫折することから始まると思え。

 人は、何かを成し遂げなしとげようとするとき、こころざしは大きく持っても、最初の一歩が踏み出せず、躊躇ちゅうちょしてしまうことが多々ある。

 常に、その一歩を踏み出せば、次の一歩は、もっと楽に踏み出せる。

 新たな一歩は、小さな一歩でも、それに続く目的につながる、大きな一歩である。

 最初の一歩に挫折してしまい。何もできなく終わることを、多くの人が経験している。

 つまり、最初の一歩で諦めあきらめ挫折ざせつすることを、多くの人が繰り返している。

 さらに、一歩は踏みふみ出せても、続ける間に何かにつまづき、挫折ざせつ諦めてあきらめてしまう。

 なにかを成し遂げるなしとげる一握りひとにぎりの人間を天才と呼ぶ。

 しかし、その天才のほぼ全員が、何度も躓きつまづき、再出発を繰り返していることを知れ。

 天才と凡人ぼんじんの違いは、やった者・やり続けた者と、やらなかった者との間の差である事を。

身近に、学びを邪魔じゃまする者がいる。

 学びに失敗する最大の理由は、勉強の優先順位ゆうせんじゅんいを高くするのに失敗したからだ。

 本人の心がけの問題だけではない。

 勉強を軽んじる者、憎んでいる者にとつては、学びを続けようとする者の存在が、うとましい。

 だから、邪魔じゃまをしに来る。

 また、大人は「勉強しろ」と子どもに言うが、

勉強させることができないのは、

当の大人が「勉強なんて、できれば避けてさけて通りたい。」と思っているのに、

口先だけの言葉では、子どもは従わしたがわない。

 自ら実践じっせんしろ。

 その姿から、学ばせろ。

 集中している時に、邪魔じゃまをするな。

 短時間に集中している時に、声をかけるのは、集中を途切れとぎれさせる。

短期、一点集中を応援するのなら、邪魔をせず、見守れ!

参照・引用 『”独学大全” 読書猿』より

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