子育ては、社会に巣立つまでに学んでほしいことを、じっくりと教えることだと思います。
『徳育』もその一つです。道徳とは違う生活の基礎、もっと幅広い社会人教育であると。
『7つの徳育』とは
1.乳幼児期からの基本的な生活習慣の形成
2.幼児期からの多様な体験を通じた社会性の涵養、人間関係能力の学習、言語能力の育成
3.幼児期から学童前期における「してよいこと、しなければならないこと、してはならないこと」についての充実した指導、「心に響く指導」の継続的な実施による、基本的な道徳心の醸成
4.学童前期からの社会や集団のマナー・ルールに関する継続的な指導、法や決まりの意義の理解など、規範意識の確立、市民性の涵養
5.学童前期からの自己肯定感と自らの成長によって得られる自己達成感の育成
6.青年期以降における人間としての生き方、在り方を踏まえ、自らの生き方をよく考え、人生を切り拓く力の育成
7.各発達段階における豊かな情操の涵養と、未来の主権者・社会形成に参加する一員という、自立した大人を目指す教育
文部科学省「子どもの徳育に関する懇談会」より
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/053/index.htm
1 子どもの「生活習慣」
生活の基本である「規則正しい生活習慣」
生活習慣が子どもの心を育てる。
正しい歯磨き
正しい姿勢
正しい硬筆
正しい○○ etc
2 子どもの「コミュニケーション能力」
人間関係を広げ深めるためには、コミュニケーションの力が必要。
多様な情報社会で、多様な人間関係を構築できる能力を育てる。
そのためには、多彩な人とのコミュニケーションをとれる子どもに育てることが肝要。
3 こどもの「正しい判断力」
生活から学んだ「正しい事」を基に
事柄の成否を判断する。
考え出した答えをプログラミング。
判断による答えから行動する。
『メタ認知能力』を育て、判断能力をつける。
4 子どもの「マナーとルール」
社会人としてのマナー、社会でのルールの基本を身につける。
社会の「正しいこと」を身につけてから社会に出て、
社会人としてのマナーとルールを学び身につける。
5 子どもの「自己肯定感」と「自己達成感」
「やる気」があるから行動できるのではない。
『小さな達成感』が「やる気」を作る。
そして、正しい心が行動を正し、正しい行動が『自己肯定感』を生む。
6 子どもの「前進する力」
正しい判断で『プチ達成感』を数多く経験することで、自信が付き、前へ進む力が育つ。
7 子どもの「自立力」
正しい情報、正しい判断力、正しい道を選択できる力が育つことで、自ら正しい判断ができる。
正しい判断が身につけば、一人で進むことができる。
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