成長した子どもは、今いる環境では居づらくなり、異なる環境・社会へ移って行く。
自立・成長で、異なる環境へ移ることを恐れない子どもに育てましょう。
子育ては、十人十色。みんな同じではないのです。
それぞれ個性があり、それぞれ環境が違います。
だから、それぞれの家庭に、それぞれの子育ての仕方があります。
その子に合った、その家庭にあった子育ての仕組みを作ればいいのです。
あなたの、子どもへの期待は何でしょうか?
私の考える子どもへの期待は、自立です。
親は、いつまでも側にいることはできません。
だから、自分で考え、決断し、行動できる子になってほしいと思います。
自立した子どもは、大人びた子どもに変化する。
そして、今いる環境(友達、学習、地域)から、別の世界へ行きたいと思うようになる。
その時に、自立した子どもは、別の環境へ移る勇気を持っている。
そのためにどうするか。
子どもの人生は、子どもが作る。親の敷いたレールは、いずれ、みずから選択するべき分岐点がくる。
選択結果は、親にかえらない。子にかえる。
人生の分岐点で、自ら選択できる能力・知識、選択する経験をたくさんさせることが、子どもの将来にとって大切である。
学校での学習の基礎とともに、家庭・学校・地域社会での学習から、知識・経験・技能を学び成長します。
親の敷いたレールから、自ら敷くレールに、早く分岐できるよう、選択能力を育てるために、たくさんの経験を積ませることが必要です。
選択する能力は、ミルクの時から始まっている。
赤ちゃんのミルクを、いつものものと替えた時、赤ちゃんの飲む量が変わったことはありませんか。
ミルクより、おっぱいの方が多く飲むと思いませんか?
その時から、自らの選択が育っているのです。
その選択は味覚です。
選択するための、五感を育てる。
成長するにつれて、体の発達の過程で五感が成長しています。
「味覚(味)」、あまい、からい、しょっぱい、にがい
「嗅覚(匂い)」、くさい、あまい、鼻をつく
「触覚(皮膚感覚)」、かたい、やわらかい、ふわふわした
「聴覚(音)」、うるさい、心地よい、静か、おだやか
「視覚(物・けしき)」、空、星、山、川、鳥、家、クレヨン
五感の成長から知識を得ます。
だから、五感の基礎知識が大事です。
本物の五感を育てる。
〇小さい時から、加工食品、化学調味料の味を覚えると、味覚は育たない。味
辛い刺激物を与えると、味をつかさどる味蕾(みらい)を未成熟にする。
離乳食から、色々な食品の素材の味を覚えよう。
なんでも、好き嫌いなく食べるよう育てる(好き嫌いも選択ですが)。
〇空、山、海の景色。動物、植物。家、ビル・・・。視る
家の中ばかりでは、視力は育たない。大自然を見せよう。
〇おだやかな音楽、小鳥のさえずり、電車の音、飛行機の音、両親の声・・・。音
遊園地は、小学生から。
幼児期は特に風景を感じさせよう。
〇動物の体の毛は、やわらかい、かたい、ふわふわしてる・・・。感触
いろいろな物に触れさせ、物体の素材を感じさせよう。
〇調理中のただよう、動物園の、植物園の、森林の、たんぼの、・・・匂い
屋外でにおいを楽しもう。
いい匂いだけでなく、多種多様なかおりを経験させよう。
五感の経験が知識になる
五感が育てば、危険回避の能力も育ちます。
食べてはダメなもの。
触れてはダメなもの。
近づいてはダメなもの
ほえる、うなる犬や猫には近づかない。とか。
自立する勇気を育てましょう
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