AIにできない仕事選択のための子育て

子育て

将来、仕事がAIによって奪われるなんてありえない。でも、子どもが大人になる頃には、AIに出来ない仕事ができるように子育てする必要はあります。

過去の歴史から、産業革命により、人の職業は激変を繰り返してきた。

 今、AIによる産業革命で、「人間がする仕事が奪われるのでは」と言われますが、ある面本当です。

 過去には、書籍の出版には、たくさんの人の写経のような作業で、本が作られてきましたが、活版印刷技術により、書籍の大量生産が可能になり、文字を写す作業員は失業しました。

 メールによって、手紙を郵送するという仕事が縮小しました。

AIによって縮小する仕事は何か?

 AIが得意とするのは、単純な知識の蓄積と、その組み合わせによる応用作業です。

 未来を予測する気象予報やシミュレーション、記憶した知識を瞬時に表示する技術に長けています。

 つまり、知識を記憶する、それを瞬時に表すことはAIの得意分野です。

 単に、知識を記憶するだけの仕事、単に知識を応用する仕事は、これから縮小することでしょう。

AIに出来ない仕事とは?

 学校での「知識の蓄積技術」だけでは、将来、社会人になった時、社会に貢献できる仕事はできないかもしれません。

 文字から読み解く技術、歴史から学ぶ先人の考え方、科学を創造する技術などが将来の仕事に役立つと考えます。

AIに勝る能力とは?

 人間の成長の基本に返って、考えてはいかがでしょうか。

 生まれて、五感で得る知識が、将来の学びの基礎になります。

 知識と言うよりは、感覚、六感とも言うべき能力が、将来の仕事選びの幅を広げると思います。

 花を見て「きれい」「〇〇色」「風に揺れる姿」等々

 文章を読んで、「この人の言いたいのは、こういうこと?」「この人は、こう考えている」など

 直接知った知識より、その奥にあるものを読み解く能力が、これからの子供たちには必要です。

子どもの学びは自然から学ぶのが一番!

 学校の生活を考えてみてください。

 いろいろな教科を学ぶ中には、音楽や体育、図工など、単なる知識の吸収だけではないカリキュラムがあります。

 小さい子供がジッとできないのは当たり前です。

 子どもの集中力は成長するに連れて増えますが、本当に集中している時間は、秒単位ではありませんか?

 ジッとしていられず、すぐ次の行動をする。

 絵本を数十秒見て、次はブロックで数十秒遊ぶなど。

 その中で、運動も大切な成長の基礎知識です。

 運動することで、そのあと、少しの時間ジッとしていられるようになります。

 屋外の運動によって、自然を感じる、けがによるいたみ、人間の肉体的・精神的治癒力等々。

 自然から学ぶ知識は、人間の本能的知識として、大切な要素です。

 自然から学ぶ多くの知識・経験が、子どもの感性を育てます。

 豊かな感性を育て、子どもの将来の職業選択に生せ!

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