子どもが夢中になっている時に、声をかけずに見守ることが、集中力を育てます。
乳幼児期の子の成長は集中から
子どもは、生まれてすぐから、五感で情報を得ています。
その集中を、邪魔しないでください。
自ら行動している子どもの邪魔をせず、見守ってください。
乳児は、親の顔色をうかがうことはない。
自由に、泣き、笑い、怒る。
自分のことに集中して、心身を発達させている。
音により周りの状況や自分の音声を観察したり、視覚により光や色、形などを学習している。
自分の手足を動かすことにより、運動し、筋肉や神経を発達させている。
そのことにより、脳神経を刺激して発達させている。
その時、親の顔色をうかがわせるような邪魔(しかる)をしないこと。(危険な行為は別ですが)
できるだけ、自由にさせること。やりたい放題の中で、やってはいけないことを教える。
集中しなければ、十分な学習はできない。
幼児も学生も、勉強に集中してなければ、内容を覚えることはできない。
本を読みながらテレビを見る(聴く)、ながら生活では、どちらからも、きちんとした情報は得られない。
それぞれに集中しなければ、良い結果は得られない。
この文章を作るのにも、テレビをつけて考えることは、中途半端な文章しか生まれません。
移り気な子ども
乳児のころ、一つのおもちゃで遊ぶのは、せいぜい1分程度。
飽きてきたら、次のおもちゃで遊ぶようになる。
飽きると、親が、次のおもちゃを与えて遊ばせる。
また飽きると、次のおもちゃを与える。
この繰り返しで、飽きると次の遊びは親が与えてくれるものと学習する。
その経験は、親がなんでも与えてくれる。
飽きたら、放り出せば、次を与えてくれると学習する。
周りにおもちゃが沢山あれば、自分から選択し、飽きると次々と取り換えるようになる。
そのことが、移り気で、何をするにも親が与えてくれる。
みずから考え、工夫をしない子供に育つと、私は考えます。
まだ、ハイハイもしない子が、何も与えないと、自分の手を見ながら、手の動きをじっと見たり、つかむ動作をしていることがありますが。
自分で学習し、自らの意思で手の動きを観察しているのだと思います。。
自ら考え、行動する子ども
子どもが満腹で、満足している時、子どもは自分で遊んでいませんか。
そんな姿を、ジッと見守り、観察してみてください。
自ら考え、行動する子の姿を。
子どもは、自分で考えることができ、自分の置かれた世界の中で、身体能力に応じた行動をして、情報を集め、学習しています。
子育てで、子に集中する割合を1割減らせてみてください。
たまには、手抜き時間を作ってください。
子は、親から干渉されない時間に、自由に行動する。
それで、自ら考える時間ができます。
自ら行動する時間ができます。
その間、親は読書でもしていればいいのです。
子どもが、置かれた環境の中で、考え、工夫し、行動するために、おもちゃを次々与えない。
親が干渉しない時間を作りませんか。
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