子どもの創造性を育てるためにと、色々なおもちゃや学習教材を与えるのは、マイナスの作用を生む。【『しゅうへい』さんのVoicyから思ったこと】
1 選択肢が増えることは、何もできなくなること。
子どもは想像力豊かな生き物。
幼児は、与えられるものでしか遊べないのを、不満に思わず遊ぶ。
それが自分の世界だから。
親から見れば「たったこれだけしかない」と思うかもしれないけど、
子どもは不満とも思わず遊ぶ。
おもちゃが増えると、どれで遊ぼうかと迷うようになる。
2 「○○があったら」は言い訳、先延ばしは永遠に目標達成できない。
人は、過去の経験や過去に所有していたものを失った時、
失ったことを言い訳にして、行動しないことがある。
例えば、小学生が足し算や掛け算を習い、
そのあと電卓を覚えた。
スーパーに買い物に行った時、
「電卓が無いから計算できない」と、言い訳することにならないか?
その時、電卓を与えてしまっては、学んだことが実践に生かせないことになる。
結局、「算数の勉強は何だったの?」になる。
問題解決の道具・行動の選択肢が多くあることは良いことではあるが、
一面、『行動』を、『創造』を妨げることにもなる。
まずは、暗算、ひっ算を使う場を与え、使うことを経験させる。
3 可能性を広げると、選択できなくなる。
子どもに経験をさせることは、将来を考える機会を与えるので大変大事なことではある。
ただ、その目標に向けての行動中に、選択肢があまりに多いと、行動できなくなる。
「あっちがいいな」、「こっちもいいな」、「でも、これもいいな」、「あれもいいな」
これでは、もう少し深く学ぶことはできない。
子どもが学ぶための選択肢(教材、おもちゃ)は、少数精鋭でいいのです。
それで学んだ結果、もっと必要になった時に初めて次の教材・機材を少し与えればいい。
制約をあたえるからこそ、クリエイティブな活動ができる
voicy 「創造性は引き算」
子どもの成長から、教材追加の必要性という欲求が生まれる。
学習教材は、子どもの成長に応じた欲求から自然に生まれる。
分からないことを知ろうとする際の欲求は、
○○百科であったり、○○辞典であったりする。
小さいころは、子どもの欲求を育つように援助し、
欲求を満たすための教材には、どんなものがあり、どう使うのかを教える。
最初から百科事典を与えても、扱えないのは当たり前。
まず、子どもの欲求と知識に応じた教材を一つ選んで与えよう。
文字が読めない子どもは、絵本から。それも、うすい本から。
文字を学べば、絵入りの物語などで、薄い本から。
その後の欲求に応じて与えるものを決めればいい。
欲求が強くなれば、自然に次の教材が欲しくなる。
そこで、もう一つ与える。
何冊も与えては、アップアップしてどれも使わなくなる。学ばなくなる。
豊かな創造性は、一点集中の『鉛筆の先のように!!』鋭く
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