親はファシリテーター、子育てはファシリテーション

今日の学び
 親の役割の一つは、子どもの成長、学びの結果、つまり目的のゴールに到達できるようサポートする人です。
 だから「親はファシリテーター」なんです。
 会議の発言者どおしがケンケンガクガクとなっても、司会者・ファシリテーターは怒らないで、目的に導くでしょ。
賢い子はスマホで何をしているのか (日経プレミアシリーズ 458)
の中で、
「(先生は)伴走する存在に変わる。いわゆるファシリテーターは、主体的な学び方には絶対不可欠の存在なのです。」と、

1 親の望み

 親の望みは「社会に出た時困らないよう」「社会で活躍できるよう」など、、社会へ出るための知識を十二分に得てほしいと望んでいます。

 だから私も、「勉強しなさい!!」だった。
 「そんなことをしていては、困ることになるよ」と。
 色々な言葉を使って、どうにかしようとしてきた。
 
 でも現実は、子どもは理解しない、勉強しない。
 その結果が今の我が子。

2 親の本来の役割は、学び方と学び先の振り分け

 社会に適応する知識を与えるために、親はどうするのか?

 子どもが、どうやってその知識を得るのか?

 あるいは、その必要な知識とは何なのか?

 それらを知らなければ、子に教えられない。

 そして、親に無い知識は、学校や学習塾、地域社会に頼むのです。

 その振り分け役がファシリテーター、親なのです。

3 ファシリテーターとは

 ファシリテーターは会議などで、参加者の発言をうながしたり、話し合いのまとめをする、などの司会者の役割とともに、最終目的に到達できるよう導くのが最重要の役割です。

4 ファシリテーターになるために

 目的達成に導くためには、その会議、会話の内容ができることが必要です。

 つまり、知識が必要になります。

 やっぱり学びが必要です。

5 親がファシリテーターになるには

 学業の学びも多少は必要ですが、

「勉強しなさい」と言えるためには、

 ① なぜ勉強するのか(目的)

 ② 勉強は、どうやってするのか(方法)

 などを自ら学び、教えられなることが必要です。

 子どもも大人も、納得しなけば反発するだけです。

 そして、

 ③ 学べる環境、学ぶ意欲を整えるのも親の役目です。

 いつも怒ってばかりいたから、反発するし、怒られることが重点になり、なぜ勉強するのかの目的を理解・吸収してくれず、親の意図を理解できないままに、その場が終わってしまっていた。

 そして、そんな環境を作る体験だけを吸収した大人に育ってしまった。

6 ファシリテーターは導く人

 勉強方法、目的などを学び、併せて、目的に向かうためにどう教えるか、ファシリテーターとしての方法、技能を学ぶことが大切です。

7 子を育て失敗して、今度は孫に

 「じじバカ」で恐縮ですが、

2歳の孫が、ゴミを「ゴミ箱に入れる」を覚えた。

 だから、「ゴミ箱に」と言うだけで、ちゃんと捨てることができた。<親ばかならぬじじバカ>。

 でも、子どもに教えるとは、こういうこと。

 ゴミを部屋が「汚くなる」

 だから、ゴミは「ゴミ箱に捨てる」

 を理解したかどうかは別にして

ゴミ=ゴミ箱

の関連付けは理解できたから、良しと思っている。

【やさしく、じっくりと、何度も説明する。それで結果が出る】

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