「起こる人、怒らない人の差」は、子ども時代に培われる前頭葉のコントロール力がカギ
1 怒る感情は、脳の連携プレー
快か不快かを決めるのが「扁桃体」
快・不快の感情をコントロールするのが「前頭葉」
そして、「扁桃体」が過剰に反応したときに、「言語野」が怒りの言葉を吐き、「運動連合野」が暴力や声を大きくするなどの動作をさせる
つまり、「扁桃体」と「前頭葉」の連携プレーで怒りが行動に移される
2 脳の発達は生まれてすぐから
子どもは、生まれるとすぐから、体や脳、心や知識を学ぶ
年代ごとに学んでいく知識は異なるが、小学生くらいまでに、社会で生活するための基本的知識・能力は育つ
特に、感情のコントロールは幼児期には、自分にとっての快・不快を判断するようになる
イヤイヤ期が、顕著に目に見える成長
3 「睡眠」は脳の成長に必須
脳は、レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しながら、一日の情報を整理、取捨選択して記憶する
そして、脳を休めることによって、翌日からの情報の記憶に備える
十分に脳を休めないと、感情のコントロールがままならなくなり、切れやすくなる
だから、授乳期を過ぎた子どもに、8時間から9時間、夜間の熟睡を
4 周りもイライラ、怒らない
怒りは連鎖する
子どもを怒ると、その怒りは子どもに伝染する
脳の「ミラーシステム(共感のシステム)」で、目で見た人の動きを無意識に真似をしてしまう働きが行われる
つまり、周りがいつもガミガミ、イライラしていると、それが子どもに蓄積されキレル行為につながる
5 「怒る」は、これからでも治せる
子どもがキレルのは親次第というところが大きい
つまり、キレナイ子どもに育てるのも親次第、周り次第ということ
今からでも遅くない
親が、周りが穏やかに、笑顔の多い生活をみんながすれば、子どもにも伝染する
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