現代にも脈々と受け継がれる故事。軍師の計略(教え)が現代に生きるTVアニメ『パリピ孔明』
西暦234年に亡くなった中国三国時代の軍師『諸葛良孔明(しょかつ りょう こうめい)』が、現代の渋谷に転生して歌手『月見英子(つきみ えいこ)』と出会い、落ち込む英子を、軍師としての策で羽ばたかせてゆくお話し。
第1話 孔明、渋谷に降り立つ
【才能は学びの結果】
「『才能とは、生まれつきのものではなく、学習の結果として身につくもの』と言って、スマホの使い方について、4時間も英子を質問攻めにします。
【孔明の決断】
過去に自殺までしようとした英子は、BBのオーナーに自殺を止められ、BBで聞いた『アメリカの歌姫のライブ』に救われたと語ります。
そんな英子が、今は何度もオーディションに落ちて、歌をやめようとまで考えていると孔明に訴えます。
孔明は落ち込む英子に、「あなたのファンはここにいる」。
英子の歌を三回聞き、「この感動をもっと多くの人に届けたいと思った」と話します。
【三顧の礼】
英子が自分の心情を訴えているのに、これに応え(こたえ)ないのは、知識ある者として不義理[礼を欠く]である。
「私があなたの軍師になります」と。
必死で訴える相手にちゃんと答えるのが人!
第2話 孔明、計略を使う
【英子の決意】
目標は高くとも、今やれることをやろう!
『千里の道も五十歩百歩』???
【フォロワー10万人の当て馬】
MIAの歌を聞きますが孔明には響かなかったのです。
歌の後で、MIAの楽屋をたずねたとき、MIAからライブ出演を持ち掛けられます。
しかしライブのタイムテーブルは、MIAと英子が別々の会場で同じ時間に歌うことになっていました。
英子はMIAの当て馬された、つまりMIAの引き立て役に利用されるということでした。
【軍師孔明に命ずる!】
英子が冗談で孔明に言った一言に、孔明は【石兵八陣(せきへいはちじん)】で観客をMIAから奪います。
しかし孔明は、「策で観客を集めたが、観客がとどまっているのは英子の歌の力である」と。
翌日、英子のフォロワーは1000人を超えました。
【石兵八陣(せきへいはちじん)】は物語の中だけのもののようですが
第3話 孔明、進むべき道を知る
【大事の前の小事(だいじのまえのしょうじ)】
フォロワーが増えたことに喜んでいる英子に、孔明が「大望を抱く者が小事に浮かれていることが悲しい」と諭します。
【無料の人材】
次のライブのオーディションに応募するためのビデオを、熱狂的ファンに無料(見返りは英子の写真)で作らせます。
【裏をかく】
公演の直前、隣の人気バンドJET JACKETのボーカルが敵情視察に来た時に、たまたま起きた?機材トラブルを見て安心して帰ります。
孔明は、機材が直っても始めないように。歌を始めるタイミングは自分が指示するからといいます。
隣の会場が静かにトークに入るところで、英子が一気に歌を開始します。
JET JACKETの観客は人気曲をリクエストしますが、喉の弱いボーカルはリクエストに応えられません。
あとは・・・。
【無中生有(むちゅうしょうゆう)】
兵法三十六計の一つ
不利な状況を見せて敵を安心させておいて、一気に逆転する。
孔明は、事前にJET JACKETの情報を収集し、弱点にも気づいていました。だからこうなりました。
公演のあと、JET JACKETがクレームを言いにきたとき、孔明は秘薬をリーダーに提供します。
これでトラブルなく終了しました。終わりよければ全てよし。
『情報』が勝負のカギ
続きは木曜深夜のアニメで
コメント